MEMBER
#4
藤原 大樹
2020年 創業メンバー
取締役専務
FUJIWARA HIROKI
転職後も近況を細かく尋ね、
長期雇用を実現させた。
ひとと向き合うことの原点
ROOTS
幼稚園から中学校までいじめられっ子だった。
それ以来、人間関係で傷つくことを恐れ、人と深く付き合うことを避けた。
そんな藤原の心を開いたのが、高校時代に出会った友人。
ある日、嘘をついて友人との約束をすっぽかした藤原は、
翌日に彼から呼び出され「本音で話せよ」と、叱られた。
その場を取り繕うだけのコミュニケーションを見透かされていた。
家族以外で、真正面から自分に向き合ってくれる初めての存在だったという。
HR CAREERとの出会い
JOIN
転職を繰り返すなか、
偶然の出会いがきっかけで
HR CAREERの創業に関わる。
とび職や営業、ウエディングプランナーなど、転職を繰り返してきた私はいつもうまくいかないことを他人のせいにしていました。そのくせ自信だけはあり、友人と起業を計画していたんです。そんな話を当時勤めていた人材紹介会社の同僚へ自慢げに話していた時、「やめたほうがいい」と声をかけてくれたのが、後にHR CAREERの代表になる森でした。他人の人生を真剣に考える姿に心を揺さぶられました。それを機に起業は断り、森との交流が深まりました。兄貴分のような存在でしたね。彼が独立すると決めた時、一緒に仕事をしたいという想いが強く芽生え、創業から関わることになったんです。
私の成功失敗事例
CASE
雇用が安定していなかった法人に、6名の人材を紹介することができました。数ヶ月で退職されることが多い業界だったのですが、私が紹介した方は全員、2年以上勤務。転職後もこまめに連絡をとったことが成果につながりました。もちろん私だけの力ではありませんが、法人からも実績を認めてもらえて、紹介手数料もアップ。その後、困った時には真っ先に頼ってもらえる関係を構築することができました。
転職が決まったものの1週間で退職されたことです。理由は求職者が抱えていた持病。私のヒアリングが甘く、重要な情報が抜けたまま法人に紹介していたことが原因でした。当時、同じ事例が立て続けに発生しており、法人から「わざと隠してたんじゃないか?」という疑いも持たれてしまいました。ヒアリングのスキルが不足していたために、信用・信頼を失いかけた苦い経験の一つです。
経験から得られたスタンス
STANCE
「相手の都合」を原因にしない。
自責で捉え、自分自身を磨き続ける。
人材紹介は他責にしやすい仕事です。面接のドタキャンや内定の辞退など、本当の理由が見えないことが多いので、求職者の都合と解釈できてしまいます。でもそれは、「逃げ」なんです。どんな結果に対しても「相手を理解しようとする姿勢が自分に足りなかったはずだ」と捉えると、失敗の原因が見えてきます。そうやってコミュニケーション力を日々磨いていくことが、この仕事の大変さでもあり楽しさでもあります。私もまだまだ勉強中です。
未来への展望
FUTURE
地方展開を加速させ、
どんなに大変な状態でも
楽しませられる空気をつくる。
現在、全国の新しいエリアの支社立ち上げを担当しているのですが、毎日が課題の連続です。営業力の底上げはもちろんのこと、何より自分がもっと魅力的な人間にならなければいけないと感じています。なぜなら人間として魅力的なリーダーの下で働いていれば大変な仕事でも頑張れると思うからです。実際、私自身がそうでした。森の決断をする時の思い切りや相手を思いやる人間性に惹かれたからこそ、ツラい時も踏ん張ることができて、新しい経験と成長を得ることができたんです。今度は私の番です。仕事を楽しめる空気づくりができるリーダーを目指し、地方への展開を加速させていきます。