HR CAREERの歴史
HISTORY
急成長の裏側にあった、
挑戦と失敗を大公開。
創業間もない中で売上10億円規模、
従業員数100名以上の規模にまで
成長したHR CAREERの歩みを紐解きます。
2020 / 6 - 2021 / 05
1期目
1ST Period
売上 / 1億3,000万円 従業員数 / 10名
ハードワークな環境に、
創業メンバー内で対立が起こる。
資金繰りに追われる創業期だった。東京本社は4席しかない新橋のシェアオフィスで、大阪支社は四畳半から始まった。だが、同じ志を持つ仲間4人で起業した会社。どんな苦難も乗り越えられると信じていた。しかし、現実は違った。それぞれが、描いていた理想には次第にズレが生じ、創業メンバー内で不協和音が生まれたのだった。
Episode
トコトン向き合ったエピソード
「立ち上げた会社を潰すわけにはいかない」というプレッシャーを抱えていた代表の森は、休日を返上して仕事に取り組み、社員にも同様の姿勢を求めていた。しかし、社員の一人からプライベートも重視したいという反発があった。起業に対する想いや覚悟のズレが表面化し、最終的にその社員は退職することになった。
Challenge
挑戦から得られたこと
退職した社員は非常に優秀で、現在の事業の土台を築き上げてくれた実力者だ。しかし、起業に対する「覚悟」には大きな違いがあった。創業に限らず、新しく何かを始める際に重要なのはスキルだけではない。「想い」への共感が必要である。そんな教訓が、のちに取り組むことになる経営理念の構築に活かされていく。
代表・森の過去と向き合うコメント
結果的に退職になってしまいましたが、創業期を支えてくれたメンバーの存在を忘れることはできません。振り返ると距離が近すぎたために、本音をぶつけあえなかったようにも感じています。人脈も営業リストもわずかななかで、今の事業基盤を築いてくれた当時の社員には今でも感謝しています。いつか恩返しをしたいと思っています。
2021 / 6 - 2022 / 05
2期目
2ND Period
売上 / 2億7,000万円 従業員数 / 20名
新入社員の半分が退職。
SNSで採用の活路をひらいた。
どれだけ採用してもひとが定着せず、採用した人材の半分が退職する状態。未経験者を育てる環境が全く整っていなかった。また、業界経験者であっても会社として知名度の低いHR CAREERではその営業力を活かすことができず、目標売上に対して未達が続いた。経営状況が悪化するなか転機が訪れる。それが、SNSを活用した採用活動と認知拡大であった。
Episode
トコトン向き合ったエピソード
赤字が続くなかで取り組んだのが、SNSのXによる認知拡大だった。当時いた社員15名全員で、1日最低3ポストするという目標を掲げて開始。会社を世に発信することに力を入れた。結果的に自分たちの「想い」に共感してくれた人材との接点が増え、6ヶ月で総フォロワー数3万人。Xを経由して5名を採用することができた。
Challenge
挑戦から得られたこと
これまで知名度が低いことで、法人への営業活動では門前払いを受けることが多かった。特に大手企業から転職してきた社員たちは、会社の看板が持つ影響力を痛感した。しかし、SNSでの発信を通じて認知度が高まり、「想い」に共感してくれる法人や人材との接点が増加。これにより、SNSを活用して戦う方法を見つけたことは、今では大きな財産となっている。
代表・森の過去と向き合うコメント
これまでで最も経営が厳しかったのは、2期目の時期でした。キャッシュが数千万円も出ていき、資金が底をつき始めていたのです。そんな中、社員全員でSNSの発信に挑戦したことが、会社にとっての転換期となりました。知名度ゼロのベンチャー企業が、どのようにして生き残るのか。それを実体験として学ぶことができました。
2022 / 6 - 2023 / 05
3期目
3RD Period
売上 / 4億3,000万円 従業員数 / 40名
優秀なプレイヤーを採用するも、
数字だけを追う組織になっていた。
SNSの発信をきっかけに、複数の優秀な経験者の採用に成功したHR CAREER。彼らの活躍は社員の士気を高めることにもつながり、売上は一気に右肩上がりのトレンドに乗り始めた。だが、一方で問題が起こる。それが、数字だけを追うことだ。「対面型にこだわり、ひとと向き合う」スタンスを大切にしてきた文化が少しずつ薄れ始めていた…。
Episode
トコトン向き合ったエピソード
SNSによってスター人材を獲得できたことで、次第に売上目標も達成し始めるようになった。これまで「売れなくてもしょうがない」という閉塞感があったが、彼らの活躍がそれを覆した。「負けたくない」という想いを持った社員が生まれるようになり、一人あたりの売上平均が上昇。背中を見せるプレイヤーの存在が大きく会社を変えた。
Challenge
挑戦から得られたこと
スター人材の入社で売上は向上したが、一方で“数字だけ”を追う組織に変わりつつあった。法人や求職者のニーズが後回しにされていたのだ。この風土に違和感を覚えたり、成果を出せなかった社員は退職していった。企業として競争力を高めることには成功したものの、会社の文化や理念が浸透していないことに気づかされた。
代表・森の過去と向き合うコメント
SNSを経由して志望してくれた彼らの履歴書を見て驚きました。
経歴を詐称してるんじゃないか?って思うくらい優秀な営業成績を残していたんです(笑)。
ですが、本物でした。売上の軸となり、新しい風を吹かせてくれました。ただ、数字への意識が強くなりすぎて、本質を見失い始めたのもこの時期です。理念の構築に真剣に向き合うようになりました。
2023 / 6 - 2024 / 05
4期目
4th Period
売上 / 10億円 従業員数 / 70名
求職者は商品ではない。
ひとと向き合う姿勢が浸透し始める。
トップ営業の退職や不正報告の発覚を経て、理念の重要性を再確認。数字だけを追う組織から、人材紹介業の本質を大切にする組織への変革を目指した。しかし、管理職の育成不足という課題が浮上した。だが、当時営業として働いていた山元がマネジメント業務をメインに担うようになってから、代表の森は現場業務から離れ、未来に向けた戦略に専念。大阪オフィス移転や新支店計画へと力を注ぐようになる。
Episode
トコトン向き合ったエピソード
人材紹介の業界には求職者を商品と見る企業もある。だが、HR CAREERとってはお客様。トコトンひとと向き合うという理念の構築と浸透を進めた。理念の不一致から成績NO.1の営業が退職したが、大事にすべきことを貫く姿勢は変えなかった。社員の山元が営業からマネジメントに転向し、森は戦略の構想に時間を割けるようになった。
Challenge
挑戦から得られたこと
数字だけを追い求めた結果、不正報告や数字のごまかしが発覚し、組織の健全性に欠けていたことが明らかになった。この問題を機に、理念の構築と浸透が始まったが、同時に新たな課題が浮かび上がった。それが、中間管理職の不足と、管理職の育成が十分に進んでいないという問題。採用数の増加だけでなく、管理職層の成長も不可欠であることに気づかされた。
代表・森の過去と向き合うコメント
創業期から支えてくれている山元が、営業からマネジメントに専念してくれたことが大きかったです。正直、最初は反対でした。でも、彼が現場の細かいことを担ってくれるおかげで、僕自身は未来に向けた戦略に集中できるようになりました。大阪オフィスの移転や新支店の立ち上げなど、会社の舵取りに力を注ぐことができるようになっています。
未来
FUTURE
売上 / 100億円 従業員数 / 500名
日本中の求職者と
法人を助ける。
全国にエリアを広げ、
名のある人材会社へ。
「ひととトコトン向き合う」という理念のもと対面型の人材紹介を強みとし、日本全国に支社を広げ、
困っている求職者や法人を支援できる組織を目指しているHR CAREER。
これまで展開してきた看護や介護事業に加え、社員が培った知識や経験を活かして、
新しい事業にも積極的に挑戦する準備は整っています。
必要なのは、新しい仲間の力。
創業間もない会社だからこそ、活躍できるチャンスはたくさんありますし、
マネージャーという会社の核となるポジションも狙えます。
従業員500名、売上100億円という目標に向けて一緒に成長しましょう。